当店で人気があり、スタンダードなイッタラのグラスといえば「アイノアアルト」と「カルティオ」です。
イッタラは他にもグラスを作っていますが、人気があるのは、この２つのグラスです。

どちらもあまりにスタンダードな為、どっちが良いの？との質問をたまに受けますので
比べてご案内したいと思います。

まず、アイノアアルトは、1936年にアイノ・アアルトがデザインした超ロングセラーです。
この一番の優れたところは、滑らずに、持ちやすいこと。

アイノさんが女性だったことで女性にとって使いがってが良いつくりになっている気がします。

カルティオと比較して、胴回りがスリムなので、子どもや女性が持ちやすく、
デザイン的にも掴みやすく、洗剤で洗っていても、滑って割る心配がありません。

数々のグラスを割ってきた、かなりそそっかしいスタッフもこのグラスは割ったことがありません。

一方カルティオは、1958年にカイ・ボイスンがデザインしました。
余計な装飾が一切ない武骨なデザインが魅力です。

カルティオは、ハイボールやアイスコーヒーを飲むのに便利なグラスです。
口元と胴回りが広く作られているので氷をたっぷり入れることができるのが魅力です。

手が小さい女性にはカルティオは少し手に余る場合がありますが、男性にとってはちょうどよいとのこと。
シンプルなデザインで、和食器のなかでも違和感がないので常に食卓で活躍するグラスです。

アイノアアルトもカルティオも長い間、世界中の人々に愛されている超ロングセラーですが、
使うなかで気づくそれぞれの個性があります。

多彩で絶妙なカラーバリエーションは、色違いで食器棚にあるだけでテンションも上がります。